Knockout.js 日本語ドキュメント

破棄処理をカスタマイズ

典型的なKnockoutアプリケーションでは、例えばtemplateバインディングや制御フローバインディング(if, ifnot, with, そして foreach)の使用により、DOM 要素は動的に追加および削除されます。カスタムバインディングを作成する時、しばしばそのカスタムバインディングと関連付けられた DOM 要素が Knockout によって削除される際に、クリーンアップのロジックを追加することが望ましいことがあります。

DOM要素の破棄に対するコールバックの登録

ノードが削除された時に実行される関数を登録するため、ko.utils.domNodeDisposal.addDisposeCallback(node, callback) を呼び出すことができます。例として、あなたがウィジェットのインスタンス化を行うカスタムバインディングを作成するとしましょう。バインディングを持つ DOM 要素が取り除かれた時は、ウィジェットの destroy メソッドを呼び出したいとします。

ko.bindingHandlers.myWidget = {
    init: function(element, valueAccessor) {
        var options = ko.unwrap(valueAccessor()),
            $el = $(element);

        $el.myWidget(options);

        ko.utils.domNodeDisposal.addDisposeCallback(element, function() {
            // これはDOM要素がKnockoutによって削除されるか、
            // コードの他の部分でko.removeNode(element)を呼び出した際に実行されます
            $el.myWidget("destroy");
        });
    }
};

外部データのクリーンアップに対するオーバーライド

DOM 要素を削除する時、Knockout は要素に関連付けられているすべてのデータをクリーンアップするためのロジックを実行します。 このロジックでは、もし jQuery があなたのページでロードされている場合、Knockout は jQuery の cleanData メソッドを呼び出します。 高度なシナリオでは、あなたのアプリケーションからデータが削除される処理について中止したり、カスタマイズしたい事があるかもしれません。 Knockout は ko.utils.domNodeDisposal.cleanExternalData(node) 関数を公開しており、これはカスタムロジックに対応するために上書きできます。 例えば、cleanData の呼び出しを中止するには、標準の cleanExternalData 実装を置き換えるために空の関数を使用できます。

ko.utils.domNodeDisposal.cleanExternalData = function () {
    // 何もしません。DOM 要素と関連付けられたいかなる jQuery データも、
    // DOM から要素が削除された際にクリーンアップされません。
};
原文はこちら

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